レミスティック 院長です。
今日は、施術を受ける側のお客様の立場で記事を書きましょう。
目次
お客様の目線で小顔矯正サロンを想像
先ず、私が女性として小顔矯正を受けに行くことを考えます。
当然、悩みや改善希望があってのことになります。
では、単純に「顔を小さくしたい」と考えたとします。
私は「なんとか、顔を小さくする方法はないのか?」
と、考え、その情報を知りたくてネットの扉を開きます。
キーボードや携帯電話を手にして、
「小顔になりたい」「小顔になる方法」「大きい顔 悩み」など
検索キーワードの入力を変えながら、たくさんの閲覧をします。
そして、「小顔矯正」という施術があることを知ります。
(メスを入れずに、手術する必要も無く小顔になれるの?)と思った私は 、
小顔矯正をやっているお店を探すでしょう。
「お店の場所」「お店やスタッフの雰囲気」「ホームページの内容」「料金」いろいろな情報を比べてみて小顔矯正サロンをピックアップしてみました。
私は、(何ヶ所か行って話を聞いてみよう!)と意気込みます。期待を胸に。
予約した一軒目、ドキドキしながら、私はお店に入ります。
店舗もゴージャス!スタッフも多い!お客様も多いしなぁ。
( みんなキレイな顔なのに 悩んでいるのかなぁ…)と考えていると、私の名前が呼ばれて、私は、個室に通されます。
目の前に座った、優しそうな笑顔のチャーミングな女性スタッフに質問を投げかけれられます。
「今日のご相談はどのようなご相談ですか?」
「はい。小顔になりたくて・・・少しでも」
「当店は経験豊富な施術者が揃っていますから安心してください」
「あっ、はい・・・でも、どのように小さくするのですか?痛くないのですか?」
「痛いかどうかは、個人差にもよりますが、小さくなりますよ!」
顔が小さくなる?
ハイッ!ストップ
このスタッフは顔が小さくなりますよ!と断言していますね。
実話として、私のお店にご来店されたお客様も、他のお店に電話で小顔矯正について質問したところ、「大丈夫!小さくなりますよ!面長も矯正できますよ!」と言われたそうです。
電話で大丈夫なんて言って良いの?
想像してみて下さい・・・
皆さんが仮に自宅でお腹が痛くなった時に病院へ電話したことを。
「大丈夫!良くなりますよ!!」なんて言えてしまうお医者さん、居ますか??
「顔が小さくなる」ってどういうことでしょうか?
電話で顔を見ずに「なります!」って断言できるなんて凄すぎます(笑)
施術者側に立つと、小さいか、大きいかの判断を誰がするのだろう?
私はそう考えます。
判断をする基準は世の中には存在しないため、誰かと比較しているか、誰かに大きい顔だと言われたのか、何か判断として基準が無い限りは、自分の顔を大きいとか言う人もいないでしょうし、自分でも大きいとも思わないでしょう。
比較対象のきっかけがあったからこそ、「私の顔は大きい」と思うのです。
ということは、小顔矯正にご来店されたお客様の相談の原点になる部分をみつけて、小顔に出来るかどうかを施術者はカウンセリング段階で聞くべきなのです。
もしも、その人がメンタルの問題だけで顔にコンプレックスを抱いていたとしたら「顔の大きさ」そのものを矯正する以前に心理的なケアが必要になります。
「あなたにとって小顔ってなんですか?」と質問した時に、施術者がお客様の悩みの本質をなるべく具体化させてみて、自分の守備範囲で改善、解決できるかどうかを判断しなければなりません。
メンタルの部分は除いても、顔が大きく見える(感じる)時には。顔、頭の左右のバランスが悪いことが原因で顔が大きく見える場合もあります。
顔だけでなく、頭のバランスが悪い場合に抱きやすいコンプレックスの一つ。
「自分の顔の右側は好き、だけれど、左側はなんとなく嫌だ」
皆さんはどうでしょうか?
カウンセリングで質問するべきこと
「自分の顔の右側は好きだけれど、左側は嫌なのはなぜでしょう?」
この様な、ちょっとつかみどころの無い相談を投げ掛けてみるのも、カウンセラー泣かせの質問も、初回の面談時に良いと思います。
この質問はとても奥が深く、難易度の高い質問です。
レミスティックの院長の回答は?
Q:「自分の顔の右側は好きだけれど、左側は嫌なのはなぜでしょう?」
A:「それは、左右のお顔で数多くの相違があるからです。」
(おい、おい、そんな回答でいいのかよ!)
と、お思いになるかもしれませんが、顔の歪みを性格に判断するためには必要な部位がいくつ有ると思いますか?
「顔」をチェックするだけでも、額(ひたい)部分から顎先まで、最低でも10項目のチェック項目があります。
これをもっと細かく見ていくと、15項目~20項目にもなります。
ですから、 カウンセリングを担当した相手が、ただの受付スタッフであっても、担当施術者であっても、ここを明確に見極められないとなりません。
そこはキッチリと、カウンセリングしてもらいましょう。
お客様がカウンセリングで気にすることは、ただひとつだけです。
「私の顔の歪み(悩み)を、どこまで理解してくれているのだろうか?」
と、ここまでは理想的なことを書いてきましたが、実際はレミスティックもどうなのよ?と尋ねられた時に、正直にお話をしますと、 お客様の骨格など、総合的な状態が大きく関係するのが小顔矯正の常です。
いつもお客様も私も大満足のパーフェクト(ボーリングゲームで言うところの”ストライク”)ばかりではありません。
小顔矯正の難しさは、施術者の思い通りには矯正が進まない場合もあり、または、思い通りに進んでいたとしても、お客様に気付かれない=評価されない、という結果が待ち受けている場合も有るところです。
お客様のお顔の歪み(悩み)を、本当に理解しているのですが
小顔矯正施術は、ただ小顔になれば良いというものでもなく、本来は気長に歪みを解消していく施術で、ミリ単位の正確さを求められるものでして。
施術者である私は、そのミリ単位の矯正に、いつも、いつも高い壁を感じていますし、短時間ではお客様を満足させられないと感じた時は本当に辛くなってしまいます。
いつもいつも、顔、頭の歪みとの孤独な闘いを描く「孤高の小顔矯正師」そんなタイトルの本があったら、タイトルだけでカッコイイなぁ
明日も全力投球で施術を頑張ります!