こんにちは。
小顔矯正サロンレミスティック院長の安井です。
今回のコラムは顎の矯正についてです。
顎に関係した悩みを持っている方は多いと思います。
顎に関係するお客様の悩みを大きく分けると
「美的な悩み」「健康的な悩み」の2種類に分けられます。
目次
美的な悩み
・正面から見た顎のラインの歪み、顎の中心線のゆがみ
顎の左右の高さの違いや、左右の横顔、顎を上げた時のラインの崩れ
・口元のゆがみや、唇の曲がり、唇の下がり、広がり、上下の唇のずれ
・エラの張り
・顎のしゃくれ、下唇の突き出し
健康的な悩み
・噛み合わせのちがい
・顎の痛みや異音(顎関節症)
・顎の疲れやこわばり
いずれの問題も、その発生時期、状態などを細かくお客様から聞いて、
加えて、施術者がお客様の言葉に耳を傾けた上で、詳細にチェックする必要があります。
どのコラムでも繰り返しの説明になってしまいますが、対処方法はいろいろあって一長一短があります。
絶対という改善策や解消策はなかなか存在するものでもありませんし、
存在していたとしても、そこにたどり着くまでや、出会えるかどうかという問題もあるので、
お悩みの方は、短気を起こさずに地道にご自身にふさわしい改善方法と出会うまで頑張って下さい。
今回のコラムでは、お顔の印象を大きく左右する顎に関するお悩みにフォーカスして、
“なんとなく気になる顎の問題“を解明していきたいと思います。
効果的な施術を考える
「頬骨(ほほぼね)が出ているので低くしたい、改善したい」という相談を例に、考えてみましょう。
「頬骨(ほほぼね)」に関する相談はレミスティックでも、相談数が多い相談の部類になります。
単純に頬骨が出ている(高い)、というご相談から、左右の高さや角度が違う、横に広がっているなど、
いろいろなお悩みを抱えていることがわかります。
頬骨が高い=頬骨が出ている・・・という場合の、頬骨に対しての小顔矯正のイメージは、
きっと、ほとんどの方が「頬骨を押す」という矯正方法ではないでしょうか?
或いは、頬骨周辺の脂肪や筋肉に対して、美容整形を代表する外科的な処置もあります。
このコラムを読まれる人の中には、既にそのような施術、手術を受けられた人もいるかもしれませんね!
小顔矯正で行われる頬骨矯正の「頬骨の上から押す」という矯正は正しいのでしょうか?
頬骨部分の構造は、「頬骨矯正」のコラムを参考にしてもらいたいのですが、
「頬骨」(解剖学的には、頬骨を「ほほぼね」と呼ばずに「きょうこつ」と呼びます)は、
その骨の周囲を支える骨があって、大きな一枚岩のような骨とは違います。
頬骨は、「頬骨矯正」のコラムの模型を見ても分かるように、
上顎骨、前頭骨・側頭骨という3つの骨と隣接しています。
もしも、頬骨を上から押して、押し下げることが出来るとした場合のことを想像して見ましょう。
頬骨を想定して、メモ用紙か何かを半分に折って、テントのように三角状にしてテーブルの上に置いて、
上から押してみてください。
上から押された、折り曲げた紙の左右は、頂点の折り目を中心にしてすそが拡がります。
そうなのです。。。もしも頬骨を上から押して低くなったとしたら、頬骨の末端は拡がらなければなりません。
末端が拡がるとすれば、上顎骨、前頭骨・側頭骨といった、頬骨に隣接する骨も動いて行かなければなりません。
果たして、そのようなことが起こるのでしょうか?
答えは「ノー」です。頭の骨はジグソーパズルのように骨というピースの集合になっているので、
一つの骨が動いた場合は、連動してその他の骨も動かなければなりません。
しかし、頬骨という小さなひとつの骨を押しただけで、後頭部を含めたすべての骨を動かすのは不可能ですし、
万が一、可能だとしたとしても、かなりの力で押すことになりますから、耐え難い痛みが生じるのではないでしょうか?
え?「耐え難い痛みでも耐えるから大丈夫」?ですって???
いえいえ、痛みに耐えても意味がないですし、痛くなくても矯正する方法はあります!
レミスティックでは、痛くなく、頬骨を矯正する施術を行っています。
これも、どのコラムでも共通したお話になってしまいますが、
レミスティックでは、店頭で詳しく、詳しく、その手法をご説明して、
ご説明だけで納得していただくのは難しいと思いますので体験施術を受けていただいて、
なるほど!と、体感していただけるように体験コースもご用意しております。
この場を借りて、説明することも可能では有りますが、とても長い、長い退屈な読み物になってしまいます。
また、頭蓋骨は立体構造ですので、3DCGのように立体的な表現でなければお伝えすることが難しいのが実情です。
ということで、レミスティックでは、店頭でのカウンセリングを重視しております。
説明がもっと聞きたいというお客様は、ぜひレミスティックのカウンセリング&体験コースにて、
いろいろとご質問していただき、体験していただきたいと思います。
頭蓋骨の歪みについて考える
さて、話を戻して顎のトラブルについてひとつひとつ説明したいのですが、そうもいきませんので、
頭蓋骨について、私の推測を交えて少しお話を進めたいと思います。
頭蓋骨は立体構造だということは、いまさらお話しなくてもお分かりだと思います。
胎児のうちは。ほとんどが頭ではないの?というほどの、頭でっかちな状態で成長します。
この時に、母体の圧力、胎動などによって、四方八方から立体構造ゆえの圧力が掛かるはずです。
その圧力に柔らかい、柔らかい骨格は、きれいな整った状態を保っていられるでしょうか?
少し、例えがふさわしくないかも知れませんが、畑で育つ、ナスやきゅうり、スイカなどを見ても、
人間が手を加えずに放置しておけば、いろいろに曲がったり、いびつになって育ちます。
こうして考えると、頭、顔は、歪んでしまうのが自然だと思うのです。
そして、実際に、生まれ出た赤ちゃんの頭は、まん丸ということはほとんどなく、
いろいろな形状に歪んでいるものなのです。
もっとも、私は産婦人科の医師でもありませんし、生まれてくる赤ちゃんの頭の形のデータ収集を
行ってきたわけでもありませんが、私の見る限りは、赤ちゃんの頭は生まれつき「いびつ」だという
個人的な感想が強いのです。
この自然な歪みを肯定したとすると、
頭を顔は一体なのですから、頭も歪めば、顔も歪むはずです。
この時に、一定の法則が無いランダムな動き、ランダムな歪みが顔に現れるとすると、
一律に一方方向に明確な歪みが出るというよりは、「なんとなく」という言葉で表現したくなる、
不統一、不均衡なゆがみがお顔に見えると考えると、納得がいかないでしょうか?
お顔に関して、
“なんとなく左右の形が違う”
“なんとなく眉の高さが違う”
“なんとなく目の大きさが違う”
“なんとなく口が曲がって見える”
というような、曖昧な表現しにくい不自然さを感じた場合、このように自然に生じた「頭蓋骨の歪み」を
推測の領域を出ることはないのですが、なんとなく?理解できると思います。
そして、原因が分かれば、なんとなく、解決の道も見えてはきませんか?
無理を承知で、もう少し図説してみましょう。
この図は、レミスティックに来られたお客様の顔、頭を元に、
一例として、図にしてみたものです。
あくまでも説明のための図ですので、医学的なデータに基づいて作成したものでは有りません。
【頭蓋を上から見た歪みのシュミレーション】
このイラストは頭蓋骨を上から見ています。
イラストの下側が顔面で、突起状のものが「鼻」になります。
ピンク色で示した部分が顎関節になります。
この顎関節に下顎の骨の一部が繋がっています。
頭蓋骨の歪みが前後に生じたと想定した場合、顔の左側が前に出れば、顔の右側は後ろに下がり、
顔の右側が前に出れば、顔の左側は後ろに下がる・・・と仮定してみました。
この仮定からすると、ズレに合わせて左右の顎関節の位置(側頭骨をはじめとした頭蓋の骨)も、
前後にずれてしまうため、顎の位置関係が変わるのではないか・・・というものです。
今度は、頭蓋を正面から見てみましょう。
【頭蓋を前から見た歪みのシュミレーション】
顔を正面から見た場合、顔や頭にカーブ上の歪みが生じた場合を想定したのがピンクの線です。
胎児の胎動がもしも、顔、頭の歪みに関係したと考えた場合、
或る、一定方向の歪みだけでなく、左方向のねじれ、右方向のねじれ、左カーブ、右カーブなどなど、
まるで洗濯機の中の洗濯物のように、複雑に揺り動かされ?複雑に歪んでも不思議はありません。
そして同じようにピンクのゾーンで示した顎関節位置が今度は上下にズレることも想像に難しくなく、
顎関節症状の他に、顎の曲がりや唇の上がり下がりにも影響が出たりするのではないでしょうか?
顎のお悩みに対する対処方法
顎の悩みが有った場合には、専門医に相談して、レントゲンなどの精密検査を受けることが大切です。
見えない部分を見えないままで、いろいろと心配してみても仕方ないですし、
誤った判断をしてしまうのは、取り返しのつかないことになりかねません。
専門医の指導のもとで、口の運動などのセルフケアを勧められ、指導されるケースもあるかもしれません。
その時は、地道なケアが必要になる場合もあると思いますが、専門医の指導に従うべきだと思います。
私の経験、私の個人的な見解では、顔の歪みは、頬骨の高さ、非対称、ほうれいせん、目の大きさ、目や眉の高さ
さまざまな表情に関する問題として表面化するように感じています。
そして、その表面化して見えている部分、悩んでいる部分は、頭蓋全体の歪みの一部分を見ているのに過ぎない・・・
という考察が、長い経験上に否定しがたいものとなっています。
そして、顔の歪みなどのいろいろなお客様のお悩みは、
意外にも、後頭部の形状と密接なかかわりが在るといっても過言ではないという見解を抱いています。
同時に、これまで、数え切れないお客様の悩み相談に乗って、私が出来る限りの施術でその相談に応えて来たつもりですが、
これまでに述べたような、耳の高さ、目の高さ、眉の高さ、目の大きさを揃え、口元の歪みに対して、
私の手技矯正で、良い結果を出した例も少なくありません。
その「良い結果」がどのようにして生じたのかは、残念ながら科学的に検証されていませんし、
その検証自体が可能かどうかも分からないこと、その検証に協力してくださる機関が見つからないという現実問題があります。
お客様の声にある一般的な矯正について
世の中には、数え切れないほどの小顔矯正サロンがあり、また多数の施術方法があるのではないでしょうか。
どこのお店もそれぞれに自店の特徴をホームページなどで説明されていますし、
ビフォアー、アフターの写真と共に施術の結果が出ていることをアピールされているお店もあります。
小顔矯正のお店のホームページをいくつか閲覧してみた私の感想ですが、
お客様の悩みの回答になるような情報が書かれているお店、施術の方法に触れているお店が少なく、
「こういうことができます」「こういう悩みに対処できます」といううたい文句に終わってしまっている
サイトが多いように感じるので、その点は、もっともっと、お客様に向けた説明、情報発信があると、
お客様に親切なサイトになるはずですし、お店のPRとしてはその部分に重点を置いてほしいですね。
お客様が悩んでいる内容は「ちょっと」かも「なんとなく」かもしれませんが、
その悩みが次第に深くならないように、心理的にも助ける必要を私たち施術者は担っているのではないでしょうか?
サイト上の説明は甘い文句ばかりを並べて、実際の施術は技術の無い力任せの施術で、
お客様に痛い思いをさせて涙を流せさせる・・・そのようなお店があるという話も聞きます。
痛い施術は百害あって一利無し・・・そう思っても間違いではありません。
小顔矯正には痛い施術は必要ありません。
施術に要する時間
レミスティックの小顔矯正を解説する上で避けられないのが施術に要する時間の問題です。
施術時間は、
・お客様のお悩みの内容
・お客様の状態
・お客様の求める完成形
これらによって大きく異なってきます。
お客様からの質問でも、どれぐらいの時間、矯正を行えば良いですか?と、
私の見解や、答えを求められることもしばしばありますが、
そればかりは正解となる答えが残念ながらありません。
私は良く、お客様に「洗濯物にアイロンを掛けるのと同じだと考えて下さい」と例えます。
洗濯物の素材、シワの状態、程度、アイロン掛けに求める完成度によって、
アイロン掛けに必要な時間も、まったく異なるのと同じことがレミスティックの小顔矯正にも言えます。
施術後に元に戻るか、戻らないかという質問も多いのですが、経験上は戻った例はゼロに近いですが、
絶対に戻らないというものではありませんので、体験施術や無料ケアを活用していただいたうえで、
施術後の不安を一緒に解消していけたら一番良いのではないかと思っています。