顔のゆがみは、頭の歪みが反映したもの。。。
という記事はこれまでに何度も書いてきましたが、
なかなか、その事が上手く伝わらないようなので、
今後の何回かに分割しながら、また、継続して、
顔の歪みと頭の歪みについて記事にしていきたいと思います。
顔の歪み、頭の歪み。。。この「歪み」というのは、
いったいどのような状態で、いつ発生するのか?
そして、歪みは改善するのか?
この点をシッカリ伝えなければなりません。
顔の歪み、頭の歪み。。。これはどのような状態でしょうか?
目や眉の高さ、左右の耳の高さの違い、左右の顔幅の違い・・・
皆さんは、ご自身のお顔を鏡でご覧になって、
お顔のや頭のどこを見て、どのような形、状態であれば「歪んでいる」と
思いますか?
これには答えなどなく、皆さんがそれぞれ、ご自身のお顔や頭を見て、
ご自身が不自然だ、不揃いだと感じるところがあれば、それは歪みかもしれません。
目の大きさや目の印象、鼻筋など、顔のパーツの形状や印象は、
顔の側の骨(顔面を形成する複数の骨)の状態に左右されます。
ところが、顔面を形成する骨というのは、頭部と独立しているものではなく、
逆に、頭部と顔面との境界線は明確ではありません。
例えば、「額=おでこ」は、ある人が見れば「顔」であり、
ある人が見れば「頭」と答えるでしょう。
子どもに「顔の絵を書いて」と頼んで、おでこを描かない子どもはいないでしょうし、
大人でも「額=おでこ」は、「顔の一部」だと認識して絵の中に入れるはずです。
けれども「額=おでこ」は、「前頭骨」という頭の骨です。
額(おでこ)だけでなく、ほほ骨も、独立した顔の骨ではなく、
頭蓋骨という立体構造物のひとつの部品でしかありませんし、
その部品は、何かしかどこかしか他の骨と接していて結合しています。
つまり「ほほ骨が気になる」というケースでも「ほほ骨」だけの問題ではないので
ほほ骨だけを押したりしてみても、良い矯正結果にもならないですし、
ほほ骨だけに矯正を行うという考え方そのものが、
頭蓋骨の構造を熟知していないということです。
上の図ほほ骨周辺の骨ですが、ほほ骨と呼ばれる(頬骨=きょうこつ)は、
左右は上顎骨と後方の側頭骨に、上部は前頭骨に繋がっています。
この図を見てもほほ骨矯正はほほ骨にだけアプローチしても効果が無いことが、
一目瞭然です。
ほほ骨だけの矯正であっても頭部を含めて全体を矯正しなければ本当の矯正では有りません。
